相合傘〜黒板のジンクス〜
理由なんて言えるわけないじゃん。
「あまりにも急すぎてびっくりしちゃって」
「前の雪菜ならとっさに突き飛ばしてただろ。」
「それは‥」
もう‥わかってる‥わかってるの‥
理由も、なぜ振りほどけなかったのかも。
だけどそれを私が言える立場じゃない。
言ってしまえば全てが崩れてしまう。
今のこの関係が壊れちゃう。
私のせいでぜんぶ‥‥
それだけは絶対にしたくないの。
ごめんね、耕祐。
声に出して言えない分、今心の中で言うことを許してください。
耕祐‥まだ私は、耕祐のことが好きです。