シュガーポット


エミちゃんはつやつやなボブヘアーを揺ら

しながら頬を膨らませた。

「愛ちゃん遅いんだもん!」

「ごめんごめん!」

私は2時からエミちゃんの病室に行く約束

を思い出した。

時計を見ると2時52分だった。

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