俺様彼女

「てゆーか何で1人でマックなんかに居るんだ?」

三木がそう聞くと、さりげなく三木の隣に座った要さんは言った。

「お腹すいたから」

普通〜!

「なんか文句あるか?」

「いや。無いです」

なんか心読まれてるんだけど…

「読まれてるんじゃなくて慎太郎が分かりやすいだけ」

和真は鞄から本を取り出して読み始めた。

「え?!そうなのか?」

「と〜に〜か〜くっ!私は和真くんに用があるんだっ。兄貴は家に帰れ!」

「梢〜!」

「要先輩?!」

「え…」

声の主を確かめようと振り替える。

そこには―――…

「慎太郎さん?!」

「奈菜瀬っ!!」

なんなんだこの組み合わせは?!最悪じゃねぇかっ!
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