続・生きる。
仕方ないから私は1日家で過ごした。
そんな日が続き、3日がたった。
結局海も中止。楽しみにしてたのに。
「由茉、最近どうした?」
リビングでボーッとしてたら一輝が聞いてきた。
「一輝ならわかるでしょ。言わなくても。」
「湊となにかあったのはわかる。
でもそれだけ。なにあった?」
「実は今来ないでって言われてるんだよね。
花火大会の日、爽が由美さんって人と会ってて
それで私たちがたまたま遭遇しちゃって。
湊は私のこと、一輝の妹って紹介してた。
そしたら由美さん私に向かって
生きてたんだ。って言ったの。
なんで私のこと知ってるの?
一輝も知ってるんでしょ?」
「…湊たちは何て言ってる?」
「何も言ってくれない。」
「じゃあ俺もなにも言えない。
由美に由茉のこと話したのは俺だよ。」
「そっか。
それで湊は由美さんと行っちゃったの。
それから会話はないかな。」
「そっか。
ごめんな、聞いといてなんにも言えなくて。」
「いいよ。仕方ない。」
私はそれだけいって部屋へ戻った。