続・生きる。



「なんだよ、由茉。

ずいぶんと元気だな。」


「あのね!私お母さんのとこいく!

夏休みだし、お母さんの許可もとったの!」


「は!?母さん今アメリカだぞ?

一人でいくのか?」


そう、私の両親は春にアメリカへ移住した。


「うん!大丈夫だよ、アメリカなら。

私英語わかるしなんとかなるよ。

お母さんも空港まで迎え来るって言ってたし

パスポートもあるし!

ね!お願い!」


私は手を合わせてお願いした。


「…わかったよ。いつから?」


「早い方がいいの。

飛行機の空き次第。調べてくれる?」


「わかった。じゃあ支度しとけ。

どのくらい行くんだ?」


「んー、もう8月入るし

20日に帰ってくるくらいにして。」


「けっこう長いな。

まあ母さんたちいるし良いか。

じゃあすぐ調べるから。」


「うん!お願い!ありがと!」


そして私は部屋へ戻った。


よしっ!!荷造りしよ。



< 227 / 953 >

この作品をシェア

pagetop