続・生きる。
家について俺は由茉を抱えて車を降りた。
「荷物頼むな。俺の部屋。」
「かしこまりました。」
俺はそれだけ言うと由茉を部屋まで運び
ベッドへ寝かせた。
「…ゆっくり寝ろよ。」
俺は由茉の額にキスをしてから部屋を出た。
プルルルル…プルルルル…
『もしもし?』
俺は爽に電話をした。
「俺。今日いかねーから。」
『由茉は?』
「今寝てる。」
『了解。』
それだけ言うと電話は切れた。
「荷物お持ちしました。」
俺の執事、柳(やなぎ)が由茉の荷物を持ってきた。
「あぁ、俺の部屋へ頼む。
それといつ起きても良いように
野菜スープとか作らせといて。」
「かしこまりました。」