続・生きる。


コンコン……


「誰。」


「柳です。お車の準備が整いました。」


「今いく。」


もうそんな時間か、早い。


「行こ。みんな待ってる。」


湊がそう言って私の手を握った。


ドアを開けると執事さんが立っていた。


「お荷物お運びします。」


「あぁ、頼む。」


私たちは長い廊下を歩きだし、

止めてあった車に乗り込んで如月へ向かった。


< 255 / 953 >

この作品をシェア

pagetop