続・生きる。




そんなこんなでHRが終わった。


「おい、爽。

席変われよ。」


湊がきた。


「なんで?由茉の後ろがいいの?」


「…別にいいだろ。」


「湊は朝も放課後も由茉独占してるんだし

学校くらいいいじゃん。」


なんか…ちょっとピリピリしてる?


「二人とも…?」


そこへ純が来た。


「誰か席変われよー!」


「純、うるさいよ。」


「なぁ、俺と席かわんない!?」


純は爽の隣の席の大人しそうな女の子に話しかけた。


「純、やめな。怖がってる。」


「もー!由茉~!

自分がいい席だったからって!」


「運なんだから仕方ないでしょ?

いつまでもぐだぐだいわないの。」


私がそういうと純は黙った。



< 50 / 953 >

この作品をシェア

pagetop