続・生きる。
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「由茉~」
「なに~」
莉桜が話しかけてきた。
「橘くん、いいの?」
「どうしようもないでしょ。」
体育祭翌日、私は莉桜と教室で話していた。
湊は体育祭から本当にモテだして
学校ではほとんど話すことはできなくなった。
湊だけならまだしも……
無断避けられる純までもが
人気者になったのだ。
「哉斗と爽大丈夫かなー…」
とりあえずあの二人が心配。
「でも莉桜がいてよかった。
莉桜いなかったら私一人だし。」
みんなと一緒にいられない今
莉桜だけが私の話し相手なのだ。