ほんとのキミを、おしえてよ。

プレゼント選びましょう。



「はあーーー」


ため息もこの一時間ですでに十回目。

ため息なんてしてたら幸せが逃げるってわかってるのに、勝手に出てくるんだから困ったもんだ。


「あ、あの有紗ちゃん?そんなの、テストダメだった……ま、まさか!た、単位にかかわる、とか?」


いい加減見かねたのか、ついに花那ちゃんに声をかけられてしまった。


頬杖をついてた顔を上げると花那ちゃんの不安そうな視線と交わる。


「いや、さすがに単位は取れると思う……けど」


テストも終わり、ついさっき解答用紙が返却された。

確かに、この状況で私が落ち込んでるのみたらテストがやばいって思うのが自然だよね。



でも、そうじゃない。

テストはいつも通りっていうか、いつも通りより学年順位は若干高いくらいだった。

しかも今回はテスト3日前にテスト勉強始めてその順位なわけだから私にしては上出来。


さっきから、いやここ数日ずっと頭の中を占めてることは別のことで……


「良かったー、進級にかかわるとかだったらどうしようかと思ったよ〜。でも有紗ちゃん、ここ最近ずっと元気ないよね。どうしたの?」


安心してすぐにまた不安そうに瞳が揺らぐ。

花那ちゃんに、聞いたらわかるかな?

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