イブにあいましょう
私をここまで興奮させておきながら、私の体をジンジンと疼かせておきながら、結局紀章さんは私にキスをしないまま、見送ってくれた。

もう!紀章さんってば!
私のハートをドキドキ高鳴らせるのは相変わらずだし、カッコいいのも相変わらずだけど!

ここまで焦らす人、だったっけ・・・?

それとも私が期待し過ぎ・・・?

ああ!今は運転に集中しなきゃダメ!
と自分に言い聞かせながら、私は帰宅の途についた。

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