恋愛図書館
感情に逆らわないって選択は…

いつか時間が奪うまで、想いを持ち続けるって事で。



なぁ結歌、おかしいだろ?

キミは側に居ないのに、好きな想いは膨らむんだ。



それに伴って、会いたくなって…

切なさに押し潰されそうになる。






更に2月の甘い思い出は…

去年同様、想いを煽る。










「ハッピーバレンタイ〜ン!
はいっ、どーぞ!」

ケーキボックスを差し出してきた、かなり遅い帰宅の結歌。


今日は俺の店も忙しかったけど、
結歌のスイーツカフェはもっと忙しかったはずだ。

当然、手作りする暇なんかないと思って…


「ありがとっ。
結歌の店のケーキ、食べてみたかったんだ」


「え、そーなのっ!?
ざんねーん!箱はうちの店だけど、中身は千川さんが作りましたぁ〜」


「え、結歌の手作り!?
だったらもっと嬉しいよっ」


「うっそだぁ〜!
絶対取り繕ったでしょっ!」

すごく嬉しそうに茶化すキミ。
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