彼は黒で彼女は白〜俺様社長の甘い罠〜
2.彼は黒
…この後の休み中は、雪と琉偉は一度も顔をあわせる事が無かった。
良かったのか、悪かったのか…
雪の頭の中には、琉偉の事ばかり。この数日の間に、色んな面の琉偉を見せられ、雪は戸惑った。
…そして迎えた仕事始め。
雪はいつものように、ダークグレーのスーツに身を包み、秘書課に出社した。
「…おはよう、雪。今年もよろしくね」
「おはよう麻美。こちらこそよろしく」
「おはようございます、雪さん!私もよろしくお願いしますー!」
「おはよう、真美ちゃん、よろしくね」
落ち着いた麻美と、いつも元気な真美と新年の挨拶を交わしていると、課長が入ってきた。
「みなさん、おはようございます。今年も一年よろしくお願いしますね」
「「「よろしくお願いします」」」
課長の挨拶に、今年も仲良く3人の声が重なった。それを聞いた課長は、クスクスと笑う。
「本当に、3人は、仲良しですね」
「当たり前じゃないですか!」
「そうですよー。私達は、3人で一人みたいなものなんですからね〜」
「あ、それは嫌かも」
「もぅ!雪さん酷ーい!」
雪と真美の掛け合いに、秘書課は笑いに包まれた。今年も良い一年になりそうな予感がした。
良かったのか、悪かったのか…
雪の頭の中には、琉偉の事ばかり。この数日の間に、色んな面の琉偉を見せられ、雪は戸惑った。
…そして迎えた仕事始め。
雪はいつものように、ダークグレーのスーツに身を包み、秘書課に出社した。
「…おはよう、雪。今年もよろしくね」
「おはよう麻美。こちらこそよろしく」
「おはようございます、雪さん!私もよろしくお願いしますー!」
「おはよう、真美ちゃん、よろしくね」
落ち着いた麻美と、いつも元気な真美と新年の挨拶を交わしていると、課長が入ってきた。
「みなさん、おはようございます。今年も一年よろしくお願いしますね」
「「「よろしくお願いします」」」
課長の挨拶に、今年も仲良く3人の声が重なった。それを聞いた課長は、クスクスと笑う。
「本当に、3人は、仲良しですね」
「当たり前じゃないですか!」
「そうですよー。私達は、3人で一人みたいなものなんですからね〜」
「あ、それは嫌かも」
「もぅ!雪さん酷ーい!」
雪と真美の掛け合いに、秘書課は笑いに包まれた。今年も良い一年になりそうな予感がした。