溺愛されすぎっ!!
「そ?
でも……。
少し腫れてる気がする」



そっとあたしの頬を包み込む、月星の大きな手。



黒目がちの……心配そうな瞳にドキドキする。



月星って……。



なんか、めちゃくちゃ色っぽいんだよね。



子供の頃から、明らかにまわりの子供とは違ったけど……。



高校に入って、さらに色っぽくなった。



目の前にいるのは、確かに、ちっちゃい頃からよく知ってる月星なのに、ときどき、まったく知らない人みたいな気がする。
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