溺愛されすぎっ!!
「羽海は?
さっきからいないみたいなんだけど」



クッションを抱きしめながら、ソファに座って月星に聞く。



すると……。



「あー、走りこみに行った」



月星は、カレーをかきまぜながら、チラッとあたしに視線を流した。



「えっ?
走りこみ?」



「んー。
羽海、今度のスポーツテストで、がんばりたいんだって」



「スポーツテストって……。
あっ!
月星っ!
あたし、今日聞いたんだけどっ!」
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