好き、でした (完)

大好きな君

杏子side


いつもの朝。


いつもの、テレビ。


いつもの……。


変わり映えない毎日。



「杏ー、瑠李ちゃんが来てるわよー」

「はーい」



・・・(今日も笑顔)



私は、佐渡杏子。

高校一年生。


「おはよ、瑠李」


中学の頃からの親友。

加々美 瑠李。

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