CHERRY

第1章

これは純粋な恋物語。

私はＣ中学校の入学式を終えてこれから自分のクラスになる1年５組にいた。

周りは知らない人ばかりで、小学校から仲の良かったＳさんと同じクラスなのがとっても嬉しかった。

皆が席に着いた頃、担任の先生の自己紹介、クラスメイトの自己紹介、手紙の配布物など、いろいろと終わらせてＳさんと一緒にのんびり帰っていた。

なにか話したかったので問いかけをしてみた
私「ねぇ、新しい恋愛出来ると思う？」

そんないきなりの私の質問にＳさんは
Ｓ「お前、恋愛しない年なんてなかったから大丈夫だろー」　

と、軽く返してきた。
確かに私は恋愛をしない年なんて一回もなかった。
だからこそ今回の恋の相手がどんな人なのか自分自身でワクワクしてしまっていた。