聖夜の夜に…



「ごめんねぇ、穂花。
本当にごめんなさい。

穂花本当にごめんなさい。

私はあなたを産んで後悔した時なんてないわ。
穂花が私を嫌いでも私はあなたを愛しているわ。

お父さんもあなたを愛している。
だけど、
こうするしかなかったの。

穂花が私たちを、私を嫌いになるようにしなきゃいけなかったの。

だけどっ、
そんなのできないわっ。」

そう言ってぼろぼろ泣くお母さんを、

私は気付けば抱きしめていた。

「穂花ごめんね。
穂花の人生めちゃくちゃにしてごめんね。

本当にごめんなさい。
柴崎くんと離れ離れにさせちゃってごめんなさい。」

そういってボロボロ泣くお母さん。


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