いい人に恋してます。

「もう、再確認させないでよ。本当に寂しいんだから。」


たらふく飲んだお酒も手伝って、最早半泣き状態だ。


「いいじゃないか。佐伯とは繋がりが消えるわけじゃないんだし、お前は同期の紅一点で、お姫様扱いしてやるぞ。」

「そんなのいりません。」


私よりもはるかに高い位置で意地悪な顔をしながら、柏木さんは笑ってる。

あぁ。そんな顔も格好いいなんて思っちゃう私は末期だな。

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