私達の恋愛事情。




この寒さの中。
しかも、夜だ。




体が冷え切って、翌日体調不良になりことぐらい誰が考えてもわかるはずなのにっ…





…………なんでっ、、、、




何で俺なんかを待った!?!!!




待つ必要なんて無いのにっ。



俺は、





俺は最低でっ、お前の事なんて分かってやれなかったのに…………っ!!!!!




そんな想いだけが頭の中を埋め尽くして。




俺はそのまま琉衣の家の前まで来ていた。





「………琉衣っ…。」




名前を呼ぶだけで愛おしくなる彼女を傷つけたのは、他でもない、俺だ。





そんな俺に、琉衣に会う資格なんてあるのか?



「…………………違う、か。


俺から離れたんだから。
俺から歩み寄らないと…。」





心の中で決心し、インターホンを押す。



< 21 / 36 >

この作品をシェア

pagetop