終わりの世界の君と僕
「…あいちゃん、そろそろ起きないと減点されるよ」
身体を揺らされてゆっくりと起き上がる。
目の前で不機嫌そうに眉間にシワを寄せているのは、チームメイトのおとめちゃん。
「…すみません、少し寝不足で」
本当は随分前から起きていたんですけどね。
「…イッキくんとエイジくんが寮の外で待ってる。行こう」
二段ベッドの上から飛び降り、私を置いて進んでいってしまうおとめちゃん。
綺麗に整ったボブヘアの後ろ姿は、どこかキノコを連想させる。
軽く伸びをして、私もそのキノコに続いた。