ビッチちゃんの日常

今日は久々、学校行こうかな

明に言わなきゃね。

「今日、学校いくよっと。そーしん!」

「まじ?迎えに行くわ!明よりって、返信早すぎでしょ(笑)」

10分くらいしてインターホンが鳴る。

「おはよ、明」

「よ!慧!久々じゃん」

「ほんと久々だね、最近彼女とはどう?」

「あー、別れた!」

「ほんと君も姉ちゃんも続かないよね」

「え!咲さんまた別れたの?」

「いや、まだ別れてないけど」

「咲さん彼女になってほしいなー」

「何ゆってんの?社会人と学生は無理だね」

「だよな、しゃーねえな!」

「それよりさ、三つ編みにメガネのスカート長い女の子知らない?」

「あー、井ノ原萌瑛じゃね?」

「井ノ原萌瑛?何組?」

「タメの、確か2組だよ」

「わかった。ありがと明」

「なになに、萌瑛ちゃん狙うの?慧も変わってんなー。あんな地味子がいいなんて」

「誰がそんなこと言ったの。ただ変えたいと思っただけだよ」

「へー?慧がそんな事言うなんて珍しいじゃん。」

「たまたまだよ、たまたま」

「ま、可愛くならねーだろ(笑)」

「絶対可愛くしてあげるんだから、黙った見てて」

「ふーん、楽しみにしといてやるよ。怜がいじめてるやつだからさ難しいよ?」

「怜がいじめてる子?あいつまだそんなことしてんのか」

「怜も懲りないよね(笑)」

そんな会話をしながら学校へ着く。

「慧くんじゃん!!!!メイクしてよ!」

「え!?慧くん!おひさ!!」

「慧くーん。今日遊ぼうよ」

「慧くん慧くん!今日デートなの!メイクいい?」

「さなちゃんメイクしてあげるから、教室で待ってて!

ひなちゃん久しぶり!元気してた?

ももちゃん、ごめんね?また今度ね

らなちゃん、そりゃ気合い入れなきゃ!教室で待ってて!」

「慧スイッチonだわ、こりゃ。」

「明!2組だよね?行ってくる!」

「へいへーい。」

学校ではなぜか人気者の僕?

2組にいる井ノ原萌瑛ちゃんのところへ急ぐ

ついた。ここだ

みーつけた。

地味子ちゃん、僕が君を変えてあげる

もうブスとは呼ばれない

周りがキラキラと光る未来へと導いてあげる

「井ノ原萌瑛ちゃんですか?」

そういうと君は戸惑いながら

「は、はい?」

ふふ、可愛いなこの子

「僕が変えてあげよっか?」

「か、変える?何を?ですか、、?」

「何って、君をだよ?」

そう、君をかわいい女の子にするの。

僕と君は似てる気がするんだ。

誰かが変えてあげないと

君は変わらないでしょ?

だったら僕がその役目をしてあげるよ。

「お、お願いします?」

何がなんだかわかってない様子の君は

僕にお願いをしてきた。

「ん、りょーかい」

任せて、変えてみせるよ!

準備しなくちゃね!

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