また会おうね
 
「チッ。結菜を傷つけるようなこと言わないって誓えよ」



「ち、誓います!」



「ふん」



 あたしを毛色が違うと言い放った子は鼻を鳴らして背を向けた。

 ついていってもかまわないということらしい。


 ほっとして彼女の後ろを歩く。

 そのとき、背中を強く叩かれて咳が出た。

 振り返ると金と赤のグラデーション髪の子がニヤッと笑ってあたしを見ていた。



「あ、ありがとうございますっ」



「いいって。最後は笑顔で送り出してあげたいしさー」



 その子があたしに笑いかけたあと、少し緊張感が和らいだのか彼女達は宮川さんの話題を避けるように、とりとめのない話をしながら廊下を歩いた。



< 13 / 50 >

この作品をシェア

pagetop