また会おうね
あたしが愛梨ちゃんを膝からおろすと、絨毯のような緑の芝を愛梨ちゃんと宮川さんが歩き始めた。
「わたし、離婚したの。旦那もまだ十八だったしね。遊びたい年頃っていうのかな。生活費苦しくなってさ、……あとは簡単に想像できると思うけど」
宮川さんの告白に、あたしは絶句する。
せめて公園を出るまではベビーカーを押してあげなきゃと思うのに、動けない。
「みんなは? 宮川さんの友達はそのこと知ってるの?」
宮川さんは顔を伏せてうなずく。
苦笑するその顔は、いろんなものを諦めてしまったようで胸が痛かった。