隣り合わせ
サイン

「亮?ちょっといいか・・・?」

俺は、バイト先の控え室で亮を呼んだ。


「珍しいじゃん!!」


そう言いながら、向い合わせに亮が椅子に座った。


「なんだよ?」


煙草に火を付けながら、亮は灰皿を眺めた。


「麻衣の事なんだけどさっ!!」

ニヤッ!

亮の顔が変わる。


「ああ〜!」


「麻衣は、お前の何?」


ふ〜っと、
煙を吐きながら言った。


「友達の妹だよ!」

妹?


あんな風に酔って、煙草吹かしていた麻衣。

そして。

この頃は、
俺の前に現れる麻衣。

偶然だけど、今日も図書館で会うし・・・。

亮とどんな
繋がりがあるのか!

疑問だった。

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