きみが望めば
20.想い
「はー、やっと楽になった。」
ガチガチになっていた体をベッドの上で思い切り伸ばしてみる。

「うー、、ん、ん、、、ぁー、、いったぁー、、ぃ」
身体中が痛かった。
「ゆーっくりお温に浸かりたいなぁ。」

「お姫様、」
ちょうどその時ドアがノックされた。
「ご朝食のご用意が整いましたのでお迎えに上がりました。」

それを聞いてグググッとお腹が鳴った。
そういえば、昨夜はパーティでけっきょく何も食べられずにそのまま寝ちゃってたんだった。
「今行きます!」
あたしは部屋を出る前に窓辺に寄った。
< 123 / 175 >

この作品をシェア

pagetop