きみが望めば
早く出て、ラファに交代してあげよう!

だから、最後にこの温泉を楽しみたくてもぐった。

なのに、、



「莉乃っ!大丈夫か?!」
え、え、えーっ?!

違うのにーっ!!!

血相を変えて駆けつけたラファに身体ごとぐっと引き上げられてっ、、!!

お湯から出てるあたしのすっぽんぽんの上半身はラファの胸に抱きしめられてて、、、


大絶叫。。。



突然のことに恥ずかしさで泣き出したくなった。




「お前の声が突然、聞こえなくなって、
心配で、、まさかと見たら、
頭まで湯に沈んでいたから、、

違うのか?」

金色の瞳のラファは口元を手で覆い、急に真っ赤になって横を向いた。

ラファでも真っ赤になることあるんだ。。


あたしはざぼっとお湯に顎下までしっかり浸かった。この湯気でどうか何も見えてませんように。。
「ま、まだだから、もうちょっとあっちに居てて。。」
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