きみが望めば
1.はじまりのはじまり
「はい、おひとり様ご案内~。」

からりん、ころりん♪

「ふぅ、今日は依頼の数が多いなぁ。依頼がまだそんなに?」

事務所に戻ったばかりだが、
光る玉の山を見て肩を上げる。

「はいはい、ソラ、おつかれちゃん♪
ほい、これ次のリストね。大事なお客様だよー。次いって、次、次っ。」

「はいはい。」

レドの声に追い立てられ俺はスタンバった。





「煙スタンバイ、5,4,3、。。」

「よし、仕事だっ。」
自分に気合いを入れる。


ぼわんっ。。。


空気を揺らす効果音とともに俺は空間を移動した。



< 2 / 175 >

この作品をシェア

pagetop