きみが望めば
10.ファンタジー、ファンタジー、ファンタジー!
「お姫様、今夜のドレスをご用意致しました。お召し替えくださいませ。」

ラファもソラも来てはくれない。
まだ調子がよくないんだろうか?

あたしはぼーっと、窓の外に広がる雲を見ていた。
まるで、、あたしの心に似てるのかも、、この空。

抵抗するあたしをアル王子はこの部屋に置いて行った。ここには女性のお手伝いさん?が何人かいた。
今夜のパーティ用だとドレスやアクセサリー、靴やらをあたしに勧めてくる。

「お気に召しませんか?」
女性の一人が困ったような表情をしている。
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