君の幸せを探して
幸せって何だろう

昔の記憶

  お母さん!お父さん!お姉ちゃん!

 「はっ....!」
 ベッドから起き上がった。
 自分の視界がぼやけてる。
 頬には濡れたあと。
 「はぁ...。またか....。」
 「果帆ちゃん、朝ご飯できたわよ。」
 一階からおばさんの声が聞こえる。
 「今行きまーす。」
 そう言って下に降りていく私....
 神倉 果帆。
 家族の事を考えながらリビングに入ると、
 「おはよう、果帆ちゃん。早くご飯にしましょ!」
 彼女の名前は、浜本 千代。
 いつも私を支えてくれてるんだ。
 「いただきまーす。」
 おばさんに笑顔で言うと、向こうも笑ってくれた。
 「遅刻だぁーー!」
 と走りながらドタドタ階段をおりるのは、おじさん。
 浜本 晃。
 「「いってらしゃーい。」」
 「おう!いってきます!!」
 おばさんと笑いながらおじさんを送った。
 「おばさん。仏壇に行ってくるね。」
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