先生と、ひとつ屋根の下
「嘘………でしょ?
栞と結婚の約束までしといて、………最低教師。数学の時間ずっと睨んでようかな」
あかり…。
「もういいんだ。
今は、春期大会に集中したい。
そして夏期大会で、絶対優勝して、
全国大会に進むから」
「栞…………
強くなったね、栞。」
「え?」
「なんか、栞かっこよくなった」
「誉めても何も出来ないよ」
「ふふ。うん、そうなんだけど」
先生のことは、
もういいんだ。
いい思い出にする。