お前、俺のこと好きだろ?



「で?騎馬戦の上することになったんだ?」



放課後、貴音は日直の仕事で一緒に帰れずに、なんとなく偶然廊下で会った高畑くんと帰ることになった。



「そうなん…です……」



高畑くんの3歩後ろをトボトボ歩く。



騎馬戦……騎馬戦が頭から離れない。



「てかさ、なんでそんなに離れてんの?」



私の3歩前を歩く高畑くんがピタッと止まって私の方を振り向いた。


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