先輩、私のこと好きになってくれますか?





「普通」



「ちょっと意識すんじゃね?」



「い、いつも通り!」



放課後、私と理央くんは体育館に行かなきゃで、
その前に沙耶ちゃんと理央くんと私の3人で

先輩は私にどんな接し方をするか

というお話をしてる。



ちなみに、沙耶ちゃんが普通って答えて、
少し意識するって答えたのは理央くん。

私は…いつも通りということを願ってそう答えた



「…とりあえず、報告はしてね、柚乃!」



「うん!部活頑張ってね〜!」



沙耶ちゃんと別れて、理央くんと2人で体育館へ向かう。

既に何人もの人が集まってて、
その中にはやっぱり大翔先輩がいた。



「…声かけるか?」



理央くんは私に気を使ってくれたのか、
そう聞いてくれた。

まだ、心の準備ができてなかった私は首を振ったら、理央くんは大丈夫だよって大翔先輩と距離をとってくれたんだ。





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