【短】《私出来番外編》 また新たな一欠片
また新たな一欠片
-蕾Sideー


「「「「「カンパーーイ!!」」」」」


数人の男女のハモリと共に、ガラス同士が小さくぶつかる音が鳴る。


「おお~~~!!料理ウマそ~~~!!」


「ちょっと郁史、もうちょっと落ちつきなさいよ」


テーブルに並べられたたくさんの料理に目をキラキラさせる郁史に、梓灯が苦笑いでツッコんでいた。


窓から見える景色は、昨日から降ったりやんだりした雪の為若干白く染まっている。


「まさかホワイトクリスマスになるなんてなぁ」


私の隣でジュースを飲む一流が、私と同じ方向を見つめながら声を発した。
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