ヒーローのそばで。
ホントは、ほかの知らない男子よりもこの2人の方が安心だとおもう。

きっと楽しくなると思う。

けど、ほかにもこの2人となりたい人がいるって考えると断るしかない。

ずっと黙っていた鏡原くんが私に視線をまっすぐ向けてきたと思ったら、悲しそうな顔をして、


「俺らじゃ……いやか?」


なんて言うから。


もう、断れないじゃん……。



「わかった。一緒に組もう」

日葵も同意の上、新歓宿泊の班は私と日葵と鈴木くんと鏡原くんになった。

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