溺愛マイダーリン
blind love~溺愛1~
始まりは、そう。


修学旅行が終わったあとだった。


サッサと家に帰ろうとしている私の手を、まさかイケメンで人気者である彼に握られただなんて……。


今でも夢を見ているみたいだ。


だから私は思う。


きっとこれは『罰ゲーム』なんだって。










「あの……」


「何?」


「休み時間のたびに、私の前に来なくても……」


「なんで?」


「いや。なんでって言われても……」


「だって俺達付き合ってんじゃん」


‐ゴンッ‐


勢い良く机にぶつける頭。


真っ赤な顔を隠せるのはこの体勢しかない。


この人は心臓に悪い。


そもそも私のような人間が関わるべき人ではないはずだ。


私は見た目が地味だし、可愛くないし、テンションが高いわけでもない。


俗に言う『陰キャラ』だ。


でも、岡野(おかの)くんは違う。


だって彼は……


「琉空(るあ)ー!」


「こっち来て一緒にゲームしよーぜー」


「岡野くん、フレンド登録しよーよー」


男女共に人気者なんだから……。

.
< 1 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop