クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉

─舞琴side─




「舞琴!!迎えに来た」



文化祭、私がクラスの仕事をしていると、教室に渉の姿が。



「わざわざ来なくていいのに」



「俺、仕事ないから暇なんだよ」



そういう渉に、私は「仕事ないってなんだよ」とツッコミながらも、仕事を続ける。



ちなみに、私たちのクラスは焼きそばを作っている。



私はさっきから、お皿を出したり…割り箸を出したり。



「お前は、顔だけはいいんだから客寄せしてこいって」



「……顔だけ」



「そこ?食いつくとこそこ?」


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