クール男子の取扱説明書〈続＋続々編〉

「舞琴さ、もっとわがまま言っていいんだよ。俺、彼氏でしょ？行きたいところくらい連れてってあげれるようになりたい 。だからさ、結婚もしたいって言うならしてあげるよ」




なんでまたここでプロポーズ？と自分にもツッコミを入れてしまうけれど、舞琴の顔を見たらもうどうでも良かった。




「ずっと一緒にいて。私を最後にして」



舞琴は、笑顔でそう言うから、俺はまた、




可愛いな、なんて思ってしまう。




最後にして……か。
俺は、そのつもり。




だから、舞琴も、俺以外見ないで。
俺を舞琴の最後にしてね。