クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉



「も、もうすぐっていつ?「あー、えっとねー今月のーー……」



野村くんて春生まれなんだぁ……。
勝手に夏生まれとか思ってたけど。



だってなんかそんな気がしない?
あ、ちなみに私は冬生まれ。テヘッ!



「のっち、野村くんの誕生日どうするの?」



「え……どうするも何も……」



「デート誘いなよ!!!」



私が大きな声でそう言うと、のっちは何かを決心したように、大きく頷いた。



「うん、私、その日告白する!!」



「おぉ!流石のっち」



いつもいつも、のっちの潔さには惚れてしまう。



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