クール男子の取扱説明書〈続+続々編〉



「祐月はクールだねぇ」



「そんな俺が好きなんでしょ」



祐月は笑顔でそう言って、私の手を握った。



祐月は、やっぱり私より大人でいつもいつも私を上回る。



だって、手を握りながらこんなこと言うんだもん。



















「一生、面倒見てあげる」




















それ、プロポーズとして受け取っちゃっていいですか?




私がそういうと祐月は……




「どうぞ」




やっぱり、クール男子だ。


< 83 / 178 >

この作品をシェア

pagetop