日陰の帳面
哀・愛・合い
『どうせなら』呼吸を止めてしまいたい
そう願った1秒手前
小さく光った灯

どうしても腕は止まらず
深く突きたてた
痛みが教える
ほんの少しの暖かさ

『自分の存在意義わからないの』
そう嘆いたのならば
悲観ととられるのだろうか
悲劇のヒロインぶってる?
そう言われるのだろうか

いつだって寂しさと狂気は相対するものなんだ
寂しいから込みあげて
痛みに触れて
少し落ち着く

『滑稽だ』
と言われても
止められることなんて出来なくて

いつかのミュージシャンが言った言葉
いつもそれだけが支えで

痛みを感じたらそしたらほんの少しだけ
その言葉に甘える

すがるように
いつだって

たった一つ絶対的に光る言葉


寂しいんだ
ただそれだけなんだ
どこまで貪欲なのかと
自分で自分を嘲笑う
せせら笑う

痛みを突きたてて
ふりかざし
ほんの少しの灯に依存する



出口はまだ見えぬ
遠い果て
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