日陰の帳面
トモル

部屋の灯りをそっと消して

手の中に包んだ星屑プラネタリウム



薄目を開いて覗いた

銀河の果て



くるくるくるくる回る中

一人浮かぶは僕の躰



宙に投げ出され

ふわふわ浮かべば

目の前に見えるのは星の灯りだけ



掴む為 ではなく

ただ 寄り添うため



灯りはちらほら

ともって往く



一つ また 一つと


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