答え合わせ
頬にあたる北風は冷たく、だいぶ冷えてきたみたい。
これで、しばらく青木とは会えないのかと思うと急にさびしくなる。
「…そんな顔すんなよ? オレまでさびしくなる。つかさには、いつも笑っていて欲しいな」
「…青木」
一滴、また一滴と頬を涙がつたう。
青木は何も言わず、私を抱き寄せた。
「…もう泣くなって」
あったかい…
青木の温もりを感じる。
あったかくて、安心する。
ずっとこうしてたいよ…
ずっと。