そこにいた

そんな三人での生活が一週間ちかく経ったある日、






「綾ちゃん、明日何の日か知ってる?」






「えっ?」






「綾ちゃん、もう忘れてる・・・・・・。






寂しそうにしてるよ、各務先生。」





ハッ





「忘れてた。」






「あ~あっ、各務先生、可哀相。






明日を楽しみにしてなのにぃ。」





もうっ!
すぐそうやって亮先生のことを話すんだからっ!





「ちゃんと忘れないようにね。」






 
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