Disposable
The under world
ドーベルマン達は、バニング達を取り囲んで唸り声を上げる。

涎を垂らして攻撃態勢をとるその様は、まるで狂犬のようだ。

残りは11頭、まだまだ数は多い。

まずは数を減らす事を考えなければならない。

バニングは銃口を左右に振りながら、M60を掃射した!

ヒューもまた、両手を交差してグロックを乱射する!

同時にドーベルマン達も襲いかかってくる!

銃を前にしても怯まない辺り、流石は軍用犬だが、やはり銃弾には敵わない。

バニングは飛び掛かって来るドーベルマンから優先に撃ち抜いていく。

だが、素早い動きに3頭を撃ち漏らした!

その3頭が、バニングの右腕に、左足に、脇腹に次々と食らいつく!

「ぐううううっ!」

鋭い牙の食い込む痛みに、呻くバニング。

「バニング!」

ヒューも声を上げる。

凄まじい咬合力。

肉を食い千切られそうだ。

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