Disposable
だがそれらも、まずこのジャングルを生きて抜け出さなければ叶わない。

もしかしたらTボーンステーキも、プレイメイトも、コルベットも。

何一つ叶わぬまま、ジャングルの熱帯雨林の肥料となって朽ち果てる可能性さえあるのだ。

現に。

「!!」

バニングとヒューが身構える。

奥の茂みの中から何かか出てくる。

早くも追っ手に追いつかれたか。

ノベスキーN4のトリガーに指をかけるバニング。

しかし。

「あー…撃つな」

茂みの中から姿を現したのは、殺気とは無縁の男だった。

額に黒いバンダナ、身に付けているのは紺色のスニーキングスーツ。

手にしているロングバレルのM16カスタムは、銃口をこちらに向ける事さえしない。

その装備から見ても、看守や米軍の兵士でない事は一目瞭然だった。

「何だお前は」

油断なく銃を構えたまま訊くバニングに対し。

「そろそろ弾薬も尽きるんじゃないか?」

男は5.56ミリ弾と9ミリ弾のマガジンを取り出して見せた。

「弾の出前に来た」

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