虹色研究部 - ニジケン -
「や、約束は約束だ。何でも言え!」


腹を括った様子の深町先輩は、固く腕を組んで口をへの字にむすんだ。

それを見て、嬉しそうにニッコリと笑った國枝先輩。

何を言い出すのか、全く予測も出来ず、私までドキドキする。




「じゃあ、深町の最高に嫌がってる顔写真撮らせて。引き伸ばしてポスターにして部室に飾るから」


「なっ!」


「何でも、でしょ?」


「クッ! ……この腐れ外道め!」


「あぁ! 君のその顔でそんなセリフ言われたら。これだからやめられないんだよね、深町と遊ぶの」


「グフフ」とでも聞こえてきそうな、いやらしい笑顔を浮かべた國枝先輩。
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