ドS王子と平凡少女


うわぁ……本当に最悪。


どうする私。


目の前で二人を見るなんてツラすぎる……。



……よし。


私は歩くペースをあげ、二人を追い抜くことにした。



だんだんと先輩達に近づいていく。


そして追い抜いた!そう思い安堵したのもつかの間。


「木下〜!」


後ろから私を呼ぶ声。


間違えたりなんかしない、これは先輩の声だ。




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