ひとつの恋未来




「 あたしみたいな人と、その…友達に
なってくれるの…? 」



大きく頷き、手を目のところに近づけて
ピースサインをした。



その時、彼女のまた初めての表情。



それは涙がみせた笑顔だった。



「 ありがとう…。あと今までいろいろと
ごめんなさい 」



深く頭を下げる彼女を強く抱きしめた。





「 未央って呼んでもいい…? 」

「 もちろん。私は静華って呼ぶね! 」



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