ひとつの恋未来
「 嘘……し、しょ……た…ぁ……! 」
顔に身長、体型も声も翔太そっくりだ…
「 大丈夫ですか?気分悪いですか? 」
彼は手を伸ばして前に出す。
私も手を出し、彼の手を握った。
この手はあの時つないだ手と一緒だった。
「 …ありがとうございます。 」
「 いえいえ、無事でよかったです。 」
この時にみせた笑顔は、太陽のように
眩しくて輝いていた。
まるであなたが笑っているかのように。